緊急事態宣言による外出自粛要請のためアトリエそるりはしばらくお休みです。早くみんなと会えるのを楽しみにしています。
そんな中
自宅で制作した作品が届きました。(新小2年生女の子)
ベランダに咲いていたお花をスケッチしたようです。
可愛らしいお花の優しい印象。雰囲気がでているとてもいい作品ですね。
小さなたくさんのお花が密集したお花が丸い塊になっているため描くには根気のいるモチーフです。最後まで頑張って取り組みましたね。
画用紙・鉛筆・色鉛筆使用
観察画は、雰囲気や印象だけを捉えるのではなく色々な角度からみて
ものの成り立ちを観察しましょう。
触ったり。匂いを嗅ぐ。分解してみるなど色々な観点で捉えられるといいと思います。そして図鑑やインターネットで詳しく調べるのも新たな発見があると思います。
また自分で発見したことを言語化することも大切な活動の1つです。
言葉でうまく伝えられないことを色や形で表現につなげていくそうした中で創造的思考が育んでいきます。
<ご家庭での観察画のポイント>
①モチーフ(題材)選びを楽しむ:身近なものから選んでみよう。下記の参照
②はじめは鉛筆を使って薄く描く。(筆圧の加減ができるといいですね)すぐに消しゴムは使わない。(間違えた線は正し形の線を見つけるみちしるべ。正しい線を見つけてからいらない線を消すようにしよう)
③あまり形の狂いは気にしない!(工業製品などは形の狂いが目につきやすいので自然物を選ぶといいですね)
④大きく描く。実物の2倍くらい!大胆に描くのが気持ちいい!
⑤形や色の変化を見つけていく。探りながら描くこと。
カタチの捉え方は単純な形でまとめてしまうのではなく細かい形の変化を目で追いながら手を動かしていく。(ゆっくり見ていきましょう!)
みる目と手の動きの連動が出てくるといいですね。
⑥色は自分でつくろう!
モチーフの色を画材の色に合わせるのではなく「色を自分でつくる」と思ってください。
16色のクレヨンならば画面で重ねて混ぜれば32色にも48色にも増えていきます。パレットで色をつくるのではなく画面の中で色を重ねてつくる。モチーフから感じた色味を画面でつくる感じ。モチーフに近づけるために感じた色を躊躇なく重ねていきましょう。
⑦作品完成。
制作日の記入と自分の名前を作品の裏に書きましょう。
また描き出す前の気持ちと終了した時の簡単な感想を画面の裏面に書いて残しておくといいですね。
<観察画のモチーフ>
季節のお花や野菜など自然物を選ぶといいと思います。
今の時期ですと
・アスパラガス(数本を組み合わせて)
・キャベツ(半分切り口が見える角度で)
・葉っぱつきの人参
・マーガレット
・ガーベラなどお花屋さんを覗いてみてもいいと思います。
少し先ですが紫陽花の観察はとても興味深いものがあります。
<使用する画材>
画用紙・鉛筆(2B〜3B位 柔らかいもの)・クレヨン・クーピー・絵の具などお好みで
教室での観察画風景
キャベツの断面
キャベツは1枚1枚の葉っぱが折り重なり
ぎゅっと詰まっています。
どんな風になっているかじっくり観察しながら線を描いていきましょう。
また色の変化も見ていきましょう。
芯の部分は白いようなペールオレンジのような。
葉っぱの部分は黄色のような黄緑のような。色の変化を見つけては色を重ねて作っていきましょう。
紫陽花の観察
たくさんの小さな花が集まって
まあるい形になっています。
色は紫のような青いような。
お花の真ん中は
黄色のような白いような
見れば見るほど発見があります!
教室の近くには、紫陽花がたくさん咲きます。散歩をしながら色々な色の紫陽花を見てまわります。
ブロッコリーの観察画
竹ペン・墨汁・絵の具(透明水彩)を使用
ゴロンと大きな塊を捉えながら
細かいつぶつぶを根気よく描きました!
ぶどうの観察画
クレヨン使用
みずみずしい粒を1つ1つ丁寧に
描きます!
「おいしそ〜 食べたいな〜」
パプリカの観察画
クレヨン使用
ゴロンと大きなパプリカを
大胆に大きく描きました!
黄色いけれどよく見ると
オレンジ色のような
黄緑色のような
発見がたくさんありました。
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